看護師の仕事をしていると悩みになりがちなのが、家事と仕事の両立である。現場では忙しくなる場合が多いだけでなく、残業の多さや休日出勤に加えて職場によっては夜勤も必要になる。家事をしようにも時間が取れずに途方に暮れる場合も少なくはない。その時に自分1人で悩んでいても解決に至る事は難しいだろう。

そこで重要になるのが、家族に相談して協力を求める事である。自分1人で家事を全てこなそうと思っていたのなら、その考え方を切り替えて家族全員で家事をするようにしようと考えるだけで良い。自分が苦労してきた事をまずはパートナーに話してみるのがスタート地点となる。パートナーも仕事が忙しかったとしても、掃除や洗濯を少し受け持ってもらったり、買い物を代わりに行ってもらったりするだけでも負担は十分軽くなるだろう。
子どもが育ってきたら簡単な手伝いを頼んでみるのも良い考え方である。洗濯物を畳んだり、掃除機をかけたりする程度であれば、手伝えるようになる時期も早い。将来的に簡単な家事ができるように育てるためにも、年齢に応じて積極的に子どもに家事を教えるのは決して悪い事ではないと言えるだろう。このようにして家族の協力を得ると、家事と仕事の両立は実現できる事が多い。まずはパートナーに相談する事から始めて、もし了解が得られなさそうでも必死に交渉を続けてみると良いだろう。生涯を共にすると決めて結婚したパートナーだからこそ、交渉を続ければいつかは理解を示してくれるはずである。